イギリスアンティーク、ヴァセリンガラスの一輪挿しです。30年ほど前にアンティークショップで購入しました。19世紀のお品です。
ヴァセリンガラスは今では入手困難で、フラワーベースのヴァセリンガラスはかなりレアだと思います。
口縁は花びらのようにフリルがついた乳白色で、下部にかけてヴァセリンガラス特有の黄色みがかった飴色になっています。逆円錐形の花瓶をホールドする支柱台は、ハート型をした優雅で可愛らしいフォルムです（4枚目画像）。磁石に反応しないので真鍮製ではないかと思います。
ヴァセリンガラスは19世紀から20世紀初めにかけて製造されていて、現在はほとんど作られていません。ごく微量のウランが着色剤として含まれていますが、私たちが日常に自然界で受けている量と同程度なので人体に影響はありません。ヴァセリンガラスは自然光では淡い黄色や緑色ですが、ブラックライトを照射すると黄緑の蛍光色に光ります（10枚目画像）。
ヴァセリンガラスならではの魅惑的な色味やアンティークな雰囲気、そしてフラワーベースや支柱台の優雅なフォルムをお楽しみください。
支柱台を含むサイズ：高さ約25㎝ 幅約9㎝
大変古いお品ですので、経年による花瓶内側の汚れや支柱台の変色や汚れ等がありますが、花瓶自体はカケやヒビはなく状態はよいと思います。ただし、状態等についてはあくまで素人判断ですので、画像でご確認ください。神経質な方やアンティークにご理解のない方はご遠慮ください。できるだけ実際の色に近づくよう自然光で撮影しましたが、スマホやPCのモニターにより実際と色みが異なって見える場合があります。あらかじめご了承ください。